三水造林とは

高木の生育には400mm以上の年降水量が必要と言われています。
所が蘭州市南北両山の降水量は400mm以下であるため、基本的に高木の栽培はできません.
そこで、この少ない雨を有効に植え穴に集めて植栽木活着率や生存率を高め、さらには成長を促進する方法を三水造林と言います。(他法、高木を植えて育てるとすれば人工的に灌漑が必要で、灌漑して育てる方法を蘭州では上水造林と言います。)
植栽地では長さ55cm、幅40cmほどのビニルシートをまん中が低くなるように敷き、そのまん中に穴を開け苗木(低木のベニスナ)を埋め込みます。こうする事によってビニシートに降った雨をまん中に集め植え穴に流れ込ませます。また、ビニールシートの覆いのため蒸発が抑制され、さらに地温を高め、成長を速める効果もあります。

植栽の道具

紅砂(ベニスナ)の苗

上水造林